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不倫ではないセカンドパートナーとは?



長年連れ添った夫婦。 最近では、熟年離婚というものも以前よりは増えてきているのですが、しかしやはり現状においてもそこで構築された人間関係を破壊して離婚というのはかなりハードルの高いはなし。 しかも、今後の社会を考えれば、独居老人になる危険性はできるだけおかしたくないですよね。

しかし、どんなに中の良い夫婦であってとしても、お互いにまだ男であり女であるのは確かなことで、そこには恋愛感情を伴った関係性を求める心がありますよね。 ところが、もう流石に互いの伴侶にそれを求めるのはきつい。 そんなあなたにおすすめなのが、セカンドパートナーという考え方。 友達でもない、でも不倫でもない。そんな新たな男女関係のあり方です。

セカンドパートナーとは

セカンドパートナーとは『不倫に至らない恋人』というものです。 つまり、今の結婚生活を壊す気はないけれど、心を通わせる異性との関係性を持ちたいという欲求のもとで出来上がる関係性です。 その関係に関しては、夫婦間で了解を得ている場合もあればそうでない場合もあります。 しかし、どうあれその大前提としては、今ある法的な婚姻関係を崩さないまま、民法に触れることなく恋人がほしいという結果の関係性。 いわゆる、プラトニックな恋人関係というものですね。


セカンドパートナーにできること

ではそんなセカンドパートナーにできることはなにか見てみましょう。

・食事

もちろんOKです。 既婚者が他の異性と食事することを不倫と思うかどうかはそれぞれですが、いわゆる民法上の法的な不貞行為というのはあくまで『性交渉をする』ことです。 それこそ、お出かけや食事は、普通の友人ともしますよね。 ですので、セカンドパートナーと食事をするというのは問題なくできる行為です。

・手をつなぐ

これもOKだと言われています。 もちろん先程行ったように法律上の不貞行為には入らないというのもそうですが、いわゆる親密な同性の友人でもOKな行為というのはセカンドパートナーには許される行為。 特にセカンドパートナーは精神的な結びつきを重視しますから、手をつなぐという行為はその現れの一つと考えても問題のない行為です。

・キスをする

ほとんどNOです。 繰り返しになりますが、キスは性交渉でも肉体関係でもないので法的な不貞行為にはなりませんが、大いにそれに発展する可能性を秘めた行為です。 あくまでセカンドパートナーは現在の婚姻関係を崩さないことが前提。 ですので、婚姻関係を崩すような懸念のある行為は、基本的には避けるべきですし、性的な意識を持たないというのがセカンドパートナーなのです。





セカンドパートナーが目指すもの

ではセカンドパートナーは何を目指して作り上げる関係なのでしょうか。

・恋愛感情の満足を目指す

配偶者と長く連れ添うことで、なくなってしまった恋愛感情。 しかし、恋愛以外の感情で配偶者のことは大切だったり、積み上げてきた家庭の歴史を壊したくなかったり、相続や財産の問題、子供や孫などとの関係性も壊したくない。 それでも恋愛感情を満たしたい時、家庭を壊さないことを前提としたセカンドパートナーという選択肢。 それが一番代表的な目的です。

・家庭を円満にするために

ストレスは家庭生活において大きな敵。 配偶者に対する不満や物足りなさをセカンドパートナーで埋めることにより、夫婦喧嘩を減らし、文句や愚痴を言う時間も減少させる。 もちろん、ストレスを溜め込んで爆発させることもなくなる。 そんな効果を期待して、むしろ今ある家庭を大切にする気持ちから、セカンドパートナーを求める方もいるのです。

・死別後の配偶者として

当然なかにはこういう方もいらっしゃいます。 つまり、今いる配偶者が亡くなってしまった時に、その死別の悲しみを乗り越え新たしい生活をしていくための相手として、セカンドパートナーを求めるということです。 もちろんこれを批判的に、配偶者のスペアと言ってしまうのは簡単です。 しかし、配偶者との死別の悲しみや、老後をひとりでいきていくことのリスクは小さくありません。 であれば、それを回避するために、そういう関係性を築いておくことの意味は簡単に否定できるものではありません。


セカンドパートナーはたくさんある男女関係のひとつ

日本は今、大きな変革期にあります。 社会の成り立ちや仕組み、制度というものがものすごい勢いで変化し、同時に暮らしや文化、物の価値観などもガラッと根底から覆るようなそんな時代です。 そして、そんな時代だからこそ、新しい男女の関係性もまた必要になってきます。 ですので、新しい男女関係のあり方として、セカンドパートナーという考え方も、ひとつの選択肢として知っておいてそんはないのです。


セカンドパートナーのメリット

新しい男女関係の在り方として多くの方が選択しているセカンドパートナー。 ただ、セカンドパートナーという関係を選ぶ方が多いのは、やはりセカンドパートナーだからこそ得られるメリットがあるからです。 具体的にどのようなメリットがあるのかを改めて考えてみましょう。

・精神的な支えになってくれる

現代人というのはコミュニケーションをとっているようで、実はあまりコミュニケーションがとれていない傾向にあります。 一方通行になってしまっているケースが多いのです。 そういったコミュニケーション不足から不安がどんどん大きくなっているようなこともありますよね。 配偶者とコミュニケーションをとろうとしても、肝心の配偶者が積極的でなければ本当の意味でのコミュニケーションは成り立ちません。

そういったときでも、第三者でありながら親密な関係でもあるセカンドパートナーとのコミュニケーションができればそれが精神的な支えになってくれます。 何かを相談することもできますし、何でもない話でもしっかりと聞いてくれるでしょう。 本当の意味でのコミュニケーションをとることによって、安心感が生まれます。

・異性との関わりで自分を磨こうと思える

配偶者が自分に興味関心を抱いてくれなくなってから、自分磨きをするのが馬鹿らしくなってしまったという方も少なくありません。 ですが、配偶者以外の異性と関わることで、自分を磨こうと思えるようになります。 自分を異性として見てくれる人がいるからこそ、自分を磨いて高めようというモチベーションもアップしてくるわけですね。 実際に自分を磨いて高めるようになるとそれだけで毎日にハリが出てきますし、そこから配偶者との関係が改善されるようなこともあります。

・気持ちに余裕ができる

セカンドパートナーというのは、余裕のない毎日における逃げ道、逃げ場となってくれる存在でもあります。 気持ちに余裕ができてくると、配偶者に求めすぎるようなこともなくなりますし、余裕を持った対応ができるようにもなるのです。

・生活にメリハリが出てくる

長く連れ添った配偶者との生活というのは、やはりマンネリ化してしまいがちです。 もちろん、安定というのも悪くはないのですが、生活にはメリハリがあったほうがいいですよね。 セカンドパートナーの存在は刺激になってくれるので、生活にメリハリが出てくるようになります。 生活にメリハリが出てくることによって、生活の質も向上していくでしょう。





セカンドパートナーのデメリット

さまざまなメリットのあるセカンドパートナーなのですが、何もメリットばかりというわけではありません。 無視することのできないデメリットもあります。 セカンドパートナーという選択を考えているのであれば、デメリットについてもきちんと理解しておきましょう。

・セカンドパートナーが離婚の原因になり得る

セカンドパートナーというのは、法的には問題ありません。 ただ、夫婦関係というのは法的なものだけではなく、感情的な部分にも左右されるものですよね。 法には触れていないものの、配偶者が嫌だと感じてしまえばセカンドパートナーとの関係は解消しなければいけません。 関係を解消するだけで済めばいいのですが、配偶者がセカンドパートナーを理由に離婚を切り出してくる可能性もあります。 セカンドパートナーが離婚の原因となり得るという部分は、十分に理解し、配慮するようにしましょう。

・なかなか理解が得られない

セカンドパートナーを求めている方が多い一方で、セカンドパートナーという男性関係の在り方を受け入れられないという方も少なくありません。 セカンドパートナーはまだ世間一般に浸透しているものではないので、なかなか理解が得られないという部分も出てくるでしょう。 そのため、セカンドパートナーとのオープンな付き合いというのは難しくなります。

・セカンドパートナー以上の関係になってしまう可能性もある
セカンドパートナーというのは、お互いの強い意志が必要な男女関係の在り方でもあります。 というのも、一線を超えてしまってはいけないわけですよね。 ただ、セカンドパートナーというのは配偶者よりも心のつながりが強くなってしまうことも珍しくありません。 気持ちが高まってしまったがゆえに、自制が効かなくなり……ということもあり得ます。 実際にセカンドパートナーから不倫に走ってしまうケースもありますので、お互いに割り切ることが大切になってきます。





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