恋愛に年齢は関係ありません。
中高年になっても恋愛は好きなだけ謳歌していいのです。
ただ、その一方で「出会いがない」「恋愛がうまくいかない……」と悩みを抱えている中高年の方も多い傾向にあります。
実は、中高年の恋愛がうまくいかないのには理由があります。
ここでは、中高年の恋愛がうまくいかない理由について具体的にお話していきたいと思います。
・「若くないから」という気持ちから踏み込めなくなっている
中高年になって、若い頃のように恋愛に対して積極的になれなくなったという方も多いようです。
実際に、「若くないから……」と年齢を理由に恋愛にブレーキをかけている方も少なくはないはずです。
若い頃というのはエネルギーに満ち溢れていますので、仮に恋愛がうまくいかなくともすぐに次にいくことができますし、うまくいかない恋愛すらもどこかで楽しめるような余裕があります。
ただ、中高年になってくると若い頃ほどのエネルギーや余裕もなくなってくるでしょう。
そういった中で、「傷つきたくない」という気持ちが昔以上に大きくなってくる部分もあるのです。
若い頃と変わらないエネルギーや余裕のある方であっても、「若い頃と同じようにはできない」という恥ずかしさから恋愛に積極的になれないこともあります。
特に、日本人は年齢を気にしがちなので、余計に自分自身で中高年であることをハードルにしてしまうのかもしれません。
・自分の価値観やプライド、生活をなかなか変えられない
中高年の方であれば、それまでの人生の中で積み重ねてきたものがあります。
価値観であったり、プライドであったり、生活スタイルであったり……これは言ってしまえば、それまでの人生の中でできあがった自分の世界です。
せっかくできあがった自分の世界を簡単に変えられる方はそうそういないでしょう。
そのため、中高年になると自分の価値観やプライド、生活スタイルといったものをなかなか変えられなくなります。
これも中高年の恋愛がうまくいかない理由のひとつです。
言うまでもないことですが、価値観やプライド、生活スタイルというのは人それぞれです。
これらが完全に一致する相手と出会うのは相当なレアケースですし、その相手と恋愛関係に発展するとなるとその可能性はもっと低くなってくるでしょう。
だからこそ、お互いに譲歩することが大切になってくるのですが、それが難しいのです。
中高年だからこそ、できあがった自分の世界を変えていくことのできる柔軟性が求められるとも言えるのかもしれません。
・「素敵な恋愛」へのイメージが膨らみ過ぎている
中高年だからこそあまり恋愛に積極的にはなれないものの、「素敵な異性と出会いたい!」「恋愛を楽しみたい!」という気持ちは人一倍強いという方も多いかと思います。
恋愛に対して積極的になれないまま時間が過ぎると「素敵な恋愛」へのイメージがどんどん膨らんでいき、理想ばかりが大きくなってしまいます。
その結果、せっかく恋愛のチャンスがあっても「ここがダメ」「あれがダメ」とダメ出しばかりするようになってしまい、恋愛のチャンスを逃してしまうことが増えるのです。
・現実的に考えていけば恋愛はうまくいく!
中高年の恋愛がうまくいかない理由をいくつかご紹介しましたが、こういった理由があるから中高年の恋愛が絶対にうまくいかないというわけではありません。
むしろ、理由がわかっているのであればひとつひとつクリアしていくことで中高年もよりよい恋愛を楽しめるようになるのです。
年齢を気にしているのであれば年齢を気にする必要はありませんし、自分の世界を変えたくないという気持ちが強いのであればまずは自分と向き合って譲歩できる部分というものを考えていきましょう。
改めて考えていくと、変えてはいけない部分というのはそう多くないはずです。
そして、ダメ出しばかりをしないことです。
もともと恋愛というのは育ってきた環境から生活スタイルまでまったく異なる他人同士が仲を深めていくことなのです。
最初からすべてがマッチしてお互いに大満足というケースは本当にレアなのです。
そういう夢物語を思い描いていくのではなく、これからの人生も含めて現実というものを見据えていきましょう。
ダメなところがあるのはお互い様です。
自分だけが満たされようとするのではなく、お互いに支え合ってより充実した時間を過ごせるようになるのがベストです。
どちらか一方にだけ偏ってしまう関係というのはいつか破綻してしまいます。
持ちつ持たれつの関係を目指して、中高年だからこそ実現できるよりよい恋愛をしていきましょう。