大人世代の出会い・恋愛・結婚コラム

「甘え上手」と「わがまま」の違いとは?

40代や50代の中高年になってくると、10代や20代の頃と同じようないわゆる恋愛テクニックというのは通じなくなってきますよね。
お互いが人生経験を重ねているわけですから、今度は大人同士の出会いの中でうまく駆け引きをおこなっていくことになります。
そういった中で、「甘え上手」と「わがまま」の違いがわからなくなっているという方もいるかもしれません。
違いがわからないと「甘えたいけど、これってわがままなのかも……」と不安になってしまいますよね。
ここでは、「甘え上手」と「わがまま」の違いについて改めてお話していきたいと思います。

・頼み方がうまいかどうか

甘え上手とわがままの違いとして、まず挙げられるのが頼み方がうまいかどうかという部分です。
例えば、お家で食事を楽しんだ後に皿洗いを頼みたいとします。
「この前、私がするときよりすごく綺麗に洗って片づけてくれたから助かっちゃった。またお願いしてもいい?」という頼み方だと相手も悪い気はしませんよね。
相手をうまく立てながら甘えています。
ただ、同じ内容であっても「私もう疲れたから皿洗いやっといて!」と言われると相手はむっとしてしまうでしょう。
相手は相手で「こっちだって疲れてるのに」と思うでしょうし、単なるわがままにしか受け取ってもらえません。
相手の性格なども考えて言葉を選ぶ必要がありますので、頼むほうにしてみるとめんどくさく感じられる部分もあるかもしれません。
ただ、逆に言えばちょっとした言葉選びや伝え方、頼み方を変えるだけで同じ内容でも相手の反応が大きく変わってくるのです。
甘え上手になれば前に断られていた内容でもOKしてもらえるようになるかもしれませんよ。

・相手の負担にならないかどうか

甘え上手とわがままの違いとしては、相手の負担にならないかどうかという部分も挙げられます。
例えば、相手の仕事が忙しいことがわかっている状態で「あれやって」「これやって」と要求するのは、単なるわがままです。
相手の負担になることがわかっている状態での要求というのは、相手からの印象も悪くなってしまいます。
「えぇ、この状況で頼むの?」と幻滅されてしまうかもしれません。
一方で甘え上手なタイプの場合には、相手の負担にならないタイミングでそこまで負担にならないようなお願いをします。
相手に余裕がありそうなタイミングを見計らって、「あれしようよ」「これしようよ」とお願いするからこそ要望も聞き入れてもらいやすくなるのです。
これだけ見ると甘え上手はちょっとした策士のように思えるかもしれませんが、相手の負担になるかならないかという部分を考えることは相手への思いやりでもあります。
思いやりがあれば甘え上手になりますし、思いやりがなければ単なるわがままで終わってしまうのです。

・実現可能なものなのかどうか

何かをお願いするとして、それが実現可能なものなのかどうかも甘え上手とわがままの違いになってきます。
例えば、海に向かってドライブデートをしているときにその道中にあるカフェに寄りたいといった場合には、十分に実現可能ですよね。
ただ、これが海に向かってドライブデートをしているのに「急に富士山登りたくなった」といった要求をするようになると完全にわがままです。
一部には実現不可能な要求をあえてぶつけて、どれだけ相手が頑張るかで相手からの気持ちや愛情を確かめるといったタイプの方もいるのですが、こういったことをしているとせっかくのいい出会いも逃してしまいます。
何よりも40代や50代といういい大人がそういった子どもじみたことをしてしまうのはいただけませんし、それがきっかけで相手に嫌われてしまう可能性だってあるのです。
また、実現可能な甘えというのは自分だけではなく、相手をも満足させます。
というのも、基本的に人というのは誰かに何かを頼まれるとできるだけそれを叶えたいという気持ちがわいてくるのです。
あえて実現可能なお願いをすることによって自分も満たされますし、相手は相手で「叶えてやったぞー!」という満足感や達成感といったものを得られるわけですね。
人の役に立てると気分がいいですし、できるだけお互いがハッピーになれるような形での甘え上手になっていきたいものです。

・感情をむき出しにするかどうか

甘え上手とわがままの違いとしては、希望が叶えられなかったときに感情をむき出しにするのかどうかという部分も挙げられます。
お願いしたのにそれを相手が叶えてくれなかったときや努力はしてくれたものの叶わなかったときに、思いっきり不機嫌になるといった方は少なくありません。
これは完全にわがままです。
子どもがお菓子コーナーで「これ買ってー!」とその場でしゃがみ込んで泣きわめくのと同じようなことですから、ハッキリ言ってしまうとみっともないです。
40代や50代の中高年と呼ばれる方々には相応しくない態度ですので、これは本当に気を付けておきましょう。
もちろん、希望が叶わなかったときに気分が落ち込んだり、機嫌が悪くなったりする気持ちはわかります。
ただ、そういった態度が余計に相手を追い詰めてしまうということも十分に理解しておきましょう。
相手は相手で罪悪感を抱いているかもしれないのですから、そこに追い打ちをかけるようなことはしてはいけません。
一方で甘え上手の場合には、希望が叶わなかったとしても感情をむき出しにするようなことはありません。
多少ガッカリすることはあっても、「残念だったね」「じゃあこっちにしよう」とその場の空気や気持ちを切り替える方向に持っていくことができます。
ガッカリしている自分自身の気持ちを立て直すのにプラスして、相手へのフォローもおこなうのが甘え上手なのです。

・わがままを卒業して甘え上手に

一般的に甘え上手というと戦略的というか、あざといイメージがあるかと思います。
そのため、多少の憧れはあってもあまりいいイメージを持っていなかったという方も多いでしょう。
ただ、甘え上手というのはその根底に相手への思いやりがあります。
確かにお願いをしてはいるのですが、相手を立てながら相手の負担にならないように実現可能なものをチョイスしているわけです。
思い通りにならなかったからといって、そこでふてくされることもありません。
こういったことを繰り返していくと相手は相手で満足感や達成感といったものを得られるようになりますし、本当にWIN-WINの関係でいられるようになるのです。
40代や50代で中高年と呼ばれるようになると「甘え上手」という言葉の響きに抵抗を感じるかもしれませんが、わがままを卒業して甘え上手になることによって出会いを大切にしていくことができるのです。
相手との関係もぐっと進展していくでしょうし、結婚後もずっと仲良しでいられるかもしれませんよ。
是非甘え上手を目指していきましょう。

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