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結婚詐欺師の手口、見破り方


結婚を真剣に考えている方にとって、もっとも恐ろしい存在が結婚詐欺師と言えるかもしれません。結婚することもできず、ただただお金を吸い取られるだけなのですからさまざまな面で大きなダメージを受けることになります。

最近ではあまり目立って取り上げられないだけであって、結婚詐欺というのは横行しています。
結婚詐欺師に引っかからないためにも、結婚詐欺師の手口と見破り方を勉強しておきましょう。


男性の結婚詐欺師がよく使う手口

同じ結婚詐欺師でも男性と女性で使う手口というのは違ってきます。まずは男性の結婚詐欺師がよく使う手口について具体的にご紹介していきたいと思います。

【運命を強調する】

女性にとって、「運命の出会い」というのはやや特別なものですよね。

「運命」という言葉はもちろん、「運命的」という表現に心惹かれる女性は多いかと思います。結婚詐欺師はここを狙ってきます。

女性に「運命だ!」と思わせるようなシチュエーションを作るのがうまく、それをきっかけに女性の心をつかんでいきます。

結婚詐欺師はターゲットを絞り込んだら入念にリサーチします。行動パターンや趣味嗜好などを調べ上げ、偶然を装って接触してきたり、共通点をちらつかせたりするのです。
結婚願望のない女性でもそういったことが続くと「運命の出会いかも」と思ってしまうでしょう。

結婚願望のある女性であれば、「これは運命の出会いだから絶対に逃しちゃダメ!」とより強い思いを抱くようになるかもしれません。

結婚詐欺師は「そこまでするの!?」ということまで平気でやってのけます。逆に言えば、そこまでやるからこそ女性を騙すことができるのです。

「普通に考えてそこまでしないでしょ」と思うからこそ、余計に騙されやすくなります。結婚詐欺師というのはターゲットを落とすために、すさまじい労力を費やすのです。

【理想的な形で女性をエスコートする】

「レディーファースト」という表現に心惹かれる女性は多いでしょう。

実際にレディーファーストな男性というのは好まれますし、自然にそういう振る舞いができる男性というのはモテます。

結婚詐欺師はそういった女心、乙女心を理解しており、女性にとって理想的な形でエスコートをしてきます。

ド定番ではありますが、さりげなく道路側を歩いてくれたり、ドアを押さえて先に通してくれたりと自然な形で女性をエスコートしてきます。

「いかにも」という感じではなく、さもそれが当たり前であるかのように振る舞うからこそ女性はキュンとしてしまうのです。

こういったエスコートをされると、女性は「ものすごく大切にされている」と感じますよね。そういう男性にのめり込んでしまうのは、ある意味で仕方がないのです。

結婚詐欺師は女心、乙女心を刺激するのが異常にうまいので、警戒心を抱いている女性でもいつの間にか心を許してしまうのです。

【話をとにかくよく聞いてくれる】

男性の結婚詐欺師というのは、異常なほどに話を聞くのがうまいです。

一般的にも「聞き上手はモテる」と言われていますが、実際に女性の話をよく聞いてくれる男性というのはモテる傾向にあります。

特に、女性はおしゃべりが好きですし、自分の話していることを相手に聞いてほしいという気持ちが強いですよね。

結婚詐欺師はそれをよくわかっているので、愚痴はもちろん、ネガティブな話題であっても女性の話をよく聞いてくれます。

女性の話をよく聞くことで、女性を信頼させるわけですね。自分の話を何でもよく聞いてくれる男性が目の前にいれば、女性は「この人なら私のすべてを受け止めてくれるのかも」と思ってしまうでしょう。

結婚詐欺師はそうやって女性から信頼や好意といったものを引き出していくのです。

しかしながら、実際には話を聞いているのではなく、そういう振りをしているだけです。内心では「どうでもいい」「くだらない」と思いながら、うんうんと相槌を打って、時折、共感の言葉や女性が求めている言葉を投げかけるのです。

【経済的な余裕をアピールする】

男性の結婚詐欺師においては、経済的な余裕をアピールしてくるのもよくある手口です。

「結婚詐欺師=お金目当て」というのは一般的にもよく知られているからこそ、その裏をかくわけですね。

「経済的に余裕のある男性であればわざわざ結婚詐欺を働くようなこともないだろう」という油断を誘うのです。

ブランド品を身につけるのはもちろん、高級外車に乗っていたり、デートの際にお高いレストランに連れていったり……という具合です。

お金持ちの男性にエスコートをしてもらって、普段は行けないようなところに連れていってもらえるようなことが続けば、判断が鈍ってしまうのも仕方がないのかもしれません。

実際にぽーっと夢心地になってしまう女性は少なくありません。


女性の結婚詐欺師がよく使う手口

先では男性の結婚詐欺師がよく使う手口についてご紹介しましたが、女性の結婚詐欺師となってくるとどのような手口を使ってくるのでしょうか?

ここでは、女性の結婚詐欺師がよく使う手口についてご紹介していきたいと思います。

【男性が守りたくなるような女性を演じる】

男性の結婚詐欺師が女性の女心や乙女心を刺激していたように、女性の結婚詐欺師も男性の男心を刺激するような手口を使います。

例えば、男性はなんだかんだで守ってあげたくなるような女性を好む傾向にあります。そういう男性の心理を理解した上で、女性の結婚詐欺師は男性が守りたくなるような女性を演じます。

女性らしい服装や言動はもちろん、男性を立てて、控えめでおしとやかな女性を演じるのです。

男性は「守ってあげたい」と思うようになると、無理難題でもクリアするようになります。そうなってくると、結婚詐欺師のお目当てであるお金も簡単に出してくれるようになるというわけです。

【家庭的な面をアピールする】

結婚詐欺事件というのはたびたび取り上げられるものですが、女性の結婚詐欺師というのはやはり家庭的な面をアピールする傾向にあります。

男性というのは家庭的な女性に弱く、「胃袋をつかまれた」といった表現もよく見聞きします。

料理上手なのはもちろんですが、家事全般のスキルが高かったり、子ども好きをアピールしてきたりするものです。

女性からするとあざといだけに思えるかもしれませんが、男性はこういう部分でコロっと落ちてしまいます。

家庭的な面を知れば知るほど、「この人と結婚したら幸せな家庭が築けそうだ」と思うようになるのです。

【男性を喜ばせるために尽くす】

女性の結婚詐欺師は、男性を喜ばせるのがうまいです。

男性を喜ばせるために尽くすというのもよくある手口です。男性が仕事で帰りが遅くなっても起きて待っていたり、男性からのデートの誘いやプレゼントには大袈裟なくらいに喜んだりします。

尽くし過ぎてしまうと男性が調子に乗ってしまうのですが、そうならないようにうまく調整していくのです。

男性を喜ばせるために尽くしていけば、いざ女性が困った素振りを見せると簡単に助けてくれるようになります。

【じらす】

相手をじらすというのは一般的な恋愛テクニックでもあるのですが、女性の結婚詐欺師もじらす手口をよく使います。

じらすというのは簡単に言ってしまえば、男性がどうしてほしいのか何を期待しているのかをわかった上で、あえてそれに応えないようにすることですね。

女性の結婚詐欺師の場合、簡単には体を許さないといった形でじらすケースが多いようです。そうすることで男性の思いも高まってきますし、身持ちが堅いというアピールもできます。


結婚詐欺の見破り方とは?

最後に結婚詐欺の見破り方ということで、結婚詐欺かどうかを見破るポイントをご紹介していきたいと思います。

結婚詐欺の手口は男性と女性で違いがあるものの、見破るポイントというのは意外にも共通しています。

【お金がないとわかると態度が急変する】

結婚詐欺師の目当ては、基本的にお金。

そのお金がないとわかると態度が急変するというのは、よくあることです。お金がない、もしくはお金を出さないとわかるとそれまで優しかった相手が急に怒り出したり、冷たくなったりします。

何回か粘ってどうにかしてお金を引き出そうとするタイプもいますが、中には1回断って音信不通になってしまうようなケースもあるようです。

【現金でのやり取りにこだわる】

100円単位や1000円単位など普段お財布に入っているであろう金額であれば現金でのやり取りになるのもわかるのですが、結婚詐欺師は大金を要求してくるときにも現金でのやり取りにこだわります。

口座でやり取りをすると証拠が残ってしまうので、証拠を残さないために現金でのやり取りにこだわるのです。

【家族や友達を紹介してくれない】

結婚を考えている相手であれば、家族や友達に紹介するのは自然な流れです。

ただ、結婚詐欺師は最初から結婚する気がないですし、そこから本当の身元がバレてしまう可能性もありますので、家族や友達を紹介してくれません。

はぐらかされて家族や友達の紹介がないままの結婚となってくると結婚詐欺の可能性が高いですし、そうでなくとも何かしらの問題があるはずです。

【写真を撮らせてくれない】

先でも触れたように結婚詐欺師は、証拠が残って身元が割れてしまうことを嫌がります。

そのため、写真を撮りたがらない傾向にあります。付き合っていて結婚を意識している間柄なら、写真の1枚や2枚あっても不思議ではありませんし、それこそツーショットがあってもいいでしょう。

ただ、写真は付き合っていた証拠になってしまいますし、顔がわかればすぐに身元が割れてしまいます。そのため、結婚詐欺師は写真を撮らせてくれないのです。中には写真を撮ろうとしただけで激怒するようなケースもあります。


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